語彙不足

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地図から消えるローカル線 未来の地域インフラをつくる

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地図から消えるローカル線 未来の地域インフラをつくる

発行:日経BP 日本経済新聞出版

発売:日経BPマーケティング

要旨

鉄道開通から150年。全国の鉄道は大きな岐路に立たされている。鉄道会社の経営は厳しく、都市部の黒字が支えてきたローカル線の多くは事業継続が限界を迎えつつある。ごく一部の住人にしか利用されない交通機関でいいのか。歴史の証人である鉄道を通して公共交通とインフラの将来を考える。

 

 

面白かった点

この本で興味深かったのは第4章「どのような鉄道が残り、どのような鉄道が消えるのか」であった。

JRは元国営企業である為に交通インフラである路線の廃止を言い出しづらい側面がある。今後の人口減少を考えると現状を維持し続けるのは無理になってきている。

そこで鉄道会社が廃線を地域住民(利用者)にすると、地域住民による「想い」が強くなかなか廃線に向かわないことがある。この章では「想い」を分類し、軽視せずに地域にあった解決のイメージを出している点が面白いと思った。

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