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スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリスの感想

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こんにちは、りんたろう(@rintarou44)。です。

今回は志駕晃さんの『スマホを落としただけなのに』の最新作の紹介をしたいと思います。

スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス (宝島社文庫) [ 志駕 晃 ]

価格:715円
(2020/2/9 22:45時点)
感想(1件)

発売日: 2020年01月09日
著者/編集: 志駕 晃
作品名: スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス
レーベル: 宝島社文庫
出版社: 宝島社
発行形態: 文庫
ISBNコード: 9784299001122

志駕晃さんの紹介

1963年生まれ・明治大学商学部卒業。第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『スマホを落としただけなのに』で2017年にデビュー。他の著書に『ちょっと一杯のはずだったのに』『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(以上、宝島社文庫)、『あなたもスマホに殺される』(角川文庫)、『オレオレの巣窟』(幻冬舎文庫)がある。
本書の作者紹介欄より。

また、志駕晃はペンネームであり、本名は勅使川原 昭という。

あらすじ

今回の主人公も桐野さん。視点は
1作目同様桐野さんVS浦井の構造になっています。
舞台は東京、北朝鮮、ソウル。

浦井が脱走後(2作目スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼参照)潜伏してたのは北朝鮮だった。そこで浦井が北の要人と取引を持ち掛ける。

一方その頃、OLの栗野有希(桐野さんの彼女)は普段ランチを食べている公園のベンチの下に落ちているスマホを見つける。見なかったふりをしようとする有希だが、再三なる電子音にスマホを落とした時の自分を想像し電話に出る。電話は持ち主からで、すぐ公園にスマホを取りに来た。

また、刑事の桐野は内閣サイバーセキュリティセンターに出向し、東京オリンピックを標的としたサイバーテロの対策へ尽力していた。ソウルから手紙が届き「センター内にスパイがいる」と手紙が届き物語が始まっていく。

↓本作の僕が読んだ際の興奮のグラフです。
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注目ポイント

サイバー犯罪の怖さを教えてくれる作品。コロナウイルスでオリンピックの開催が危ぶまれてる?昨今だが、サイバー犯罪にも注視しないといけないと思わせてくれる物語になっていると思います。
サイバー犯罪には無知なのですが、非常にリアルに描かれているような気がします。ありそうと思える作品でした。

そして桐野と松田美乃里の恋の行方は
富田誠さん、麻実夫妻のその後も描かれています。

感想

スリルがあり、勢いや場面転換が多いため非常にテンポがよくどんどん読み進めていけます。
劇場版の名探偵コナンを書籍化し、アクションシーンを減らしたような感じになっています。(双方に喧嘩売っているような気がしますが、ほめているつもりです。)
まだまだ続編がありそうな終わり方をしたので発売されたら即買いしようかなと思っています。
次回作当たりは、下のグラフみたいな最近の劇場版コナンのような開幕が最大の山場的な展開も個人的に期待しています(笑)。

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次回作に期待する展開のグラフ


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関連記事はこちら
1作目の『スマホを落としただけなのに』は3作目に登場した富田誠と麻実さんが狙われる物語です。
www.rintarou.work

2作目の『囚われの殺人鬼』は1作目の犯人と警察との共闘戦線です。
www.rintarou.work

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