こんにちは、りんたろう(@rintarou44)です。
全国的に真夏日が続いており、夏が始まったという感じがしますよね。
そんな夏にぴったりの寂しいながらも幸せな本の紹介です。
『君の話』三秋縋
帯は
出会う前から
続いていて、
始まる前に
終わっていた、
恋の話。
あらすじ
二十歳の夏、僕は一度も出会ったことのない女の子と再会した。架空の青春時代、架空の夏、架空の幼馴染。夏凪灯花は記憶改変技術によって僕の脳に植えつけられた〈義憶〉の中だけの存在であり、実在しない人物のはずだった。「君は、色んなことを忘れてるんだよ」と彼女は寂しげに笑う。「でもね、それは多分、忘れる必要があったからなの」
これは恋の話だ。その恋は、出会う前から続いていて、始まる前に終わっていた。
夏に読みたくなる理由
- 物語の季節が夏
- 世間との疎外感が増幅される夏
まともな人であれば、夏休みで海や山などのレジャー、交遊の楽しみがある。
友達がいない人間からすると、街中やSNSで浮かれた人を多く目にし、疎外感を受ける季節であると言えよう。
もしも、記憶が買えるなら
みなさん記憶が買えるならば何がほしいだろうか。
恥ずかしい失態を成功したことに上書きしたいですか?
青春時代の不満足な思い出を補整したいですか。
はたまた、自身とかけ離れた記憶を創造したいですか。
私は、両親と自分の関係が上手くいっているという記憶を上書きできたらなと思っています。(本書の設定ではなかなか難しそうですが……)
まとめ
夏に読みたくなる話ということで紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
三秋縋さんの作品は寂しいながらも幸せな話が多く刺さればはまると思います。
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